住宅展示場に行ってはいけないと言われる理由
「家を建てたい!」と思ったら、まず住宅展示場に行くのが一般的と思われがちですが、実はデメリットも多く、安易に訪れるのはおすすめできません。
こちらでは、住宅展示場に行ってはいけないと言われる理由を紹介します。
1.モデルハウスは現実離れしている
住宅展示場のモデルハウスは、標準仕様ではなく、ハイグレードな設備や広い間取りが採用されています。
広大な敷地に開放的な間取り、デザイナー監修の洗練されたインテリアなど、住んでみたいと思わせるような豪華なつくりになっていることがほとんどです。
展示場の家を基準に「こんな素敵な家に住みたい!」と思っても、実際の予算では手が届かないというギャップが生まれることがあります。
そのような事態を避けるために、どの設備が標準仕様なのかをしっかり確認するようにしましょう。
2.強引な営業に流される
住宅展示場に足を運ぶと、各メーカーの営業マンが次々と声をかけてきます。
初めて家づくりをする人は知識が少ないため、「早めに決めると特典があります」「とりあえず仮契約だけでも済ませた方がいいですよ」といった営業トークに流されやすくなります。
その結果、十分な比較をせずに契約を進めてしまい、後で「もっと調べておけばよかった」と後悔することにつながります。
住宅展示場に行くなら、事前に情報収集をして希望条件を明確にし、その場の雰囲気に流されないように気をつけましょう。
3.家づくりに迷いが生まれる
モデルハウスの豪華な内装や最先端の設備を見ていると、最初に考えていた理想の家のイメージがブレてしまうことがあります。
例えば、当初はコンパクトでシンプルな家を希望していたのに、展示場の広々とした間取りや高級な設備を見るうちに、次々と「これも欲しい」と思うようになってしまうことがあるかもしれません。
もちろん住宅展示場で得られるアイデアは家づくりに役立ちますが、冷静に取捨選択しないと、本当に必要な間取りや機能を見失い、後悔する可能性があります。
また、不要な設備やオプションを増やすと、初期費用だけでなく、掃除やメンテナンスの手間、修繕コストなどの負担も増えることになります。
結果として予算オーバーにつながることも少なくないため、優先順位を明確にしておくことが大切です。
4.お得な特典を受けられない可能性
住宅メーカーによっては、事前予約や紹介制度を利用すると特典が受けられることがあります。
しかし、何も知らずにふらっと訪れると、プレゼントや現金割引などの特典を受けられないことがあります。
後から申告しても受け付けてもらえないケースが多いので、住宅展示場に行く前にキャンペーン情報を確認しておくと、お得に見学できるでしょう。
5.他の優良メーカーを見落とす
住宅展示場に出展しているのは、大手ハウスメーカーが中心です。
しかし、地域密着型の工務店やローコスト住宅を提供する一部のメーカーは、展示場に出展していないことも多いのです。
住宅展示場だけを見て「このメーカーがベスト」と判断してしまうと、実はもっと自分に合った会社があったのに見落としてしまう可能性があります。
ネットや口コミを活用して、幅広い選択肢を検討することが満足のいく家づくりにつながります。
住宅展示場に行った人の感想・口コミ
住宅展示場では、実際の家のサイズ感や設備を確認できます。
リアルな情報を知ることができる貴重な機会ですが、訪れた人の感じ方は様々です。
こちらでは、住宅展示場を訪れた人のリアルな口コミを紹介します。
ポジティブな口コミ
✅家は見て学ぶべし!
家を建てる時にやってたのは、県内の一条工務店の展示場を全て回った事と、お泊まり体験会、住宅見学会など全て見て廻った。
そして、毎日、自分の生活動線をシュミレーションしながら間取りを決めた。そのおかげで何不自由ない家になりました😘
引用:@rindarkのポスト
まずは、住宅展示場に行った人から寄せられたポジティブな口コミです。
実際の住宅を見ながら生活動線をシミュレーションできるのは、住宅展示場の大きなメリットです。
間取りや設備が現実的にフィットするかを体感しながら検討できるため、後悔のない家づくりにつながります。
そういえば住宅展示場行ってみて、いろんなお家がいっぺんに見られたのと、ここが良い!と思ってたHMの営業さんのお話をゆっくり聞けたのはすごく良かったけど、やっぱ展示場の家は豪華すぎて全然参考にならんかったわ😇
引用:@alex_ouchikentoのポスト
続いても、ポジティブな口コミです。
住宅展示場の魅力は、複数のハウスメーカーを効率的に比較できる点です。
営業担当者に気になることを直接質問できるため、資料だけでは分からない詳細な情報を得ることができます。
ネガティブな口コミ
住宅展示場には多くのメリットがありますが、訪れた人の中には「期待していたのと違った」と感じる人もいます。
気まぐれに住宅展示場に行ったのですが、富豪が住むのか?的なでかい家をみて はぇ〜すっごい!するだけの場所でした すごく楽しいが1ミリも参考にならない謎の場所
引用:@isono_yakyusiyoのポスト
住宅展示場のモデルハウスは、標準仕様よりもハイグレードな設備や広さになっていることが多く、現実的な家づくりの参考にならないと感じたという口コミが寄せられていました。
何の準備もせずに見学すると「こんな家に住みたい!」という気持ちばかり膨らみ、実際に建てられる家とのギャップにショックを受けることも。
事前に建築予算内で建てられる家をリサーチし、現実的な視点で家づくりを考えることが大切です。
この前「勧誘なし」の住宅展示場に行った。見る時「一応、ここに名前と住所を」と言われて一つは断れず書いたら、そこから電話がくる。
うそつきうそつきうそつき。
引用:@aiueao11waiのポスト
しかも休日の家族でみんなで外食している時間帯。
そのお家では絶対に建てないぞと決めたし気軽気観に行けなくなった。
続いて、勧誘がしつこくて困ったという口コミも寄せられています。
「勧誘なし」と言われても、連絡先を記入すると営業の電話がかかってくることがあります。
しつこい連絡が続くと、嫌な印象を持ってしまい「もう住宅展示場には行きたくない」と感じる人も少なくありません。
興味がないメーカーには安易に個人情報を渡さない、連絡不要と伝えた上で必要があれば折り返す旨を伝えるとよいでしょう。
住宅展示場に行く前の準備
住宅展示場に行く前に、準備しておきたいポイントを紹介します。
予算と希望条件を整理する
モデルハウスは、標準仕様よりもグレードの高い設備や広々とした間取りになっていることが一般的です。
そのため、「展示場で見た家が理想的!」と思っても、実際に建てる際には予算オーバーになってしまうことがあります。
そうならないためにも、事前に以下のような項目を整理しておくことが大切です。
- 予算の上限
- 必要な間取り
- 必須の設備やオプション
優先順位をつけたリストを作成しておくと、営業トークに流されにくくなり、自分主導で家づくりを進められるでしょう。
事前にリサーチする
住宅展示場には多くのメーカーが出展しており、全てを見て回ろうとすると時間も労力もかかります。
そのため、事前に気になるメーカーをピックアップし、重点的に見学するのがおすすめです。
また、モデルハウスの仕様は「標準仕様」と「オプション仕様」が決まっているため、各メーカーの基本仕様を確認しておくことも重要です。
例えば、同じシステムキッチンでも、標準仕様ではシンプルなものなのに、モデルハウスではオプションでハイグレード仕様に変更されているケースがあります。
事前にメーカーの特徴や仕様の種類などをリサーチしておくと、展示場での比較がしやすくなりスムーズに見学できるでしょう。
効率よく見学する準備をする
事前準備を整えたら、いよいよ住宅展示場に行く段階です。
住宅展示場は予約なしでも訪問できますが、事前予約をすると特典を受けられたり、スムーズに案内してもらえたりする場合があります
また、見学した記録を残せるように、筆記用具やメモ帳、カメラ等を用意しておくと便利です。
見学中、営業担当者から契約を勧められることもありますが、その場で契約はせず、「他のメーカーとも比較してから決めたい」と伝えましょう。
一度持ち帰って検討すると決めておけば、冷静に判断でき、無理な勧誘を避けられます。
住宅展示場に行くメリット
複数のハウスメーカーのモデルハウスが集まっている住宅展示場は、足を運ぶことでさまざまなメリットが得られます。
住宅展示場に行くメリットについて、それぞれ説明していきます。
1.効率良く情報収集ができる
住宅展示場には、実に多くのハウスメーカーのモデルハウスが展示されています。
一度にモデルハウスが見学でき、それぞれのメーカーの特徴を知ることができます。
また、カタログなどの資料が用意され、持ち帰ることも可能です。
手間や時間をかけずに、効率良くモデルハウスに関する情報が集められるところが1番のメリットです。
2.家のイメージがつかめる
展示会場では、実際にモデルハウスの中に入って家の広さや天井の高さなどが確認できます。
例えば、カタログなどに広さや高さが数値で記載されていても、なかなかイメージを掴むことはできません。
実際に見ることで、リアルに把握できるのはもちろん、理想とする家づくりのイメージが具体化できるところもメリットです。
3.性能や設備が体感できる
モデルハウスの見学では、断熱性能や空調など、それぞれの家に採用されている機能や性能が確認できます。
さらに、ハウスメーカーのアピールポイントの1つでもある、最新の住宅設備もチェックできます。
家の性能や住宅設備を体感することで、快適な家づくりの参考にできるところもメリットです。
4.専門スタッフに何でも質問できる
住宅展示場には、それぞれのハウスメーカーの営業担当が駐在し、モデルハウスを案内してくれるケースがほとんどです。
見学しながら説明を受けられるだけでなく、家づくりに関する疑問や質問にも答えてくれます。
住宅のプロである専門スタッフによる、さまざまな情報が得られるところもメリットです。
5.特典がありイベントも楽しめる
住宅展示会場では、見学者に向けた特典やイベントを開催しています。
子供向けのショーやワークショップ、フードイベントなど、家族で楽しめるさまざまなイベントが充実していることでもおすすめです。
また、事前に来場予約をすることで特典が受けられる、お得なキャンペーンなども提供しています。
住宅に関する情報収集やモデルハウスの見学はもちろん、家族皆でイベントを楽しめるところもメリットです。
住宅展示場に行くデメリット
住宅展示場に行くと、さまざまなメリットが得られる一方で、デメリットがあることも理解しておく必要があります。
住宅展示場に行くデメリットについて、それぞれ説明していきます。
1.営業を受ける場合が多い
住宅展示場に行くと、営業担当者から積極的な営業を受ける可能性があります。
展示会場にはアンケートが用意されていますが、記載した連絡先に電話がかかってくるケースが多いでしょう。
営業を受けたくない場合には、アンケートの記入を避けたほうがいいかもしれません。
具体的なプランは未定でまだ情報収集の段階であれば、その旨をはっきりと伝えることが大切です。
2.現実とのギャップがある
展示会場にあるモデルハウスは、それぞれのハウスメーカーの特徴をアピールしている作品です。
魅力的な家に見せるために、グレードの高いオプションが装備されている場合があります。
ステキな設備で夢が広がるものの、実際に生活する空間を考えるとギャップを感じるかもしれません。
あくまでもモデルハウスだということを頭に入れて、アイデアの1つだと理解しながら見学するのがおすすめです。
3.情報が多く混乱する可能性がある
住宅展示場でたくさんのモデルハウスを見学すると、多くの情報が得られる一方で、混乱してしまうかもしれません。
住宅展示場に行く際には、無理にたくさんのモデルハウスを見学しようとせず、気軽な気持ちで足を運びましょう。
必要な情報だけ頭に入れてゆっくり整理すれば、疲れる心配もありません。
住宅展示場の選び方
東京周辺はもちろん、全国には多くの住宅展示場があり、どの展示場に行くのがいいのか悩んでしまう人も少なくありません。
住宅展示場を選ぶ際のポイントとして、以下を参考にしましょう。
- 自宅近くの展示場
- 気になるハウスメーカーが集まっている展示場
- イベントやセミナーを実施している展示場
自宅近くの展示場は、気軽に足を運べることでもおすすめです。
具体的なプランが決まっていなくても、自由にモデルハウスの見学がでてき説明が受けられます。
実際に見てみたいハウスメーカーがある場合には、目的とするハウスメーカーが集まっている展示場を選びましょう。
効率良く情報を得るためにも、重視したいポイントです。
また、ほとんどの住宅展示場では、イベントやセミナーを定期的に実施しています。
住宅ローンや土地に関する内容など、家づくりに役立つものが多く、情報をチェックした上で選ぶのもよいでしょう。
住宅展示場は一括予約がおすすめ
理想の家づくりを実現するには、まずは住宅展示場めぐりをする必要があります。
ただ、複数の展示場を回るには時間調整も必要となるため、予約をするのは簡単ではありません。
展示場を効率良く回れるようにするには、完全無料で利用できる一括予約がおすすめです。
「家づくりのとびら」は、コーディネーターとアドバイザーが、要望に合った展示場の紹介から予約代行、訪問まで、しっかりとサポートしてくれます。
さらに、家づくりのとびらを経由して注文住宅を契約、着工、アンケートに回答すると、全員にAmazonギフト券30,000円分のプレゼントも受けられます。
手間をかけずに予約ができ、さらに、プレゼントも受けられる家づくりのとびらを利用して、理想的な家づくりを実現しましょう。