新築か中古か?戸建て、マンションはどちらがいい?子供の誕生を機に持ち家を考え始めたら
結婚して子供が生まれたら、家の購入を考える方は多くいらっしゃるでしょう。 山田ツトムさん(仮称)30歳男性も同様で、2年前に妻のユリカさんと結婚して子ども(1歳)が生まれ、 賃貸と同じくらいの金額を払うローンを組んで、家の購入を考えたほうがいいのかな?と思い始めたところです。 どうしても戸建て!マンション!こういう部屋がいい!などの強いこだわりがないため、選択肢はたくさん。 そういう場合に、まずは何から考えていけばいいのでしょうか。
目次
- そもそも賃貸のままでは困るのか?持ち家とどちらがいいか?
- 新築と中古は、どちらがいいの?メリット・デメリットを紹介
- 戸建てとマンションは、どちらがいいの?メリット・デメリットを紹介
- 家を買う・建てるとき、重視するものは?
- 焦らず、長期的な視点で家選びをすることが重要
そもそも賃貸のままでは困るのか?持ち家とどちらがいいか?
賃貸物件の場合、建物の維持・管理や大家さんや管理会社が行うため、持ち家のように急な修繕が必要になる等のリスクはありません。 ただし、欲しいところに飾り棚をつける、写真を壁に飾るというちょっとしたことも、原状回復を考えて慎重に行うことに。 また、住人の入れ替わりが多く、隣人や上下階の住人によって暮らしの快適さが左右されることもあります。 山田さんご家族が暮らすのは4階建てアパートの3階で、下の部屋の住人には子供がいません。何も言われないものの、 最近よく動く1歳児のたてる音には、ちょっと敏感になってしまう生活です。
勤務地が変わる、まだまだ子供が何人も増える予定があるなら、賃貸暮らしがいいかもしれませんが、 ツトムさんもユリカさんも他県への転勤はなく、子どもは2人と話しています。これなら持ち家を考えやすいでしょう。
新築と中古は、どちらがいいの?メリット・デメリットを紹介
希望エリアや予算といった条件に合致するのか、好みに合うのかもありますが、まずはそれぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。
メリット | デメリット | |
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新築物件 |
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中古物件 |
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ツトムさんは車通勤なので、駐車場があって、職場から30分程度が理想です。妻のユリカさんは育児休業中で、子が1歳半になる頃には復帰予定。 もしも住む場所を決めるなら、保育園をどうするのかという問題も出てきます。 希望のエリア、家の広さ、間取りがおおむね同じくらいの物件がいくつかある場合は、築年数や隣近所の環境、 いずれ売る可能性を考慮して土地の価値を調べるといいかもしれません。こだわりの注文住宅を建てたい!という希望がない限り、 最初から新築、中古とどちらかを切り捨てずに、予算と希望を照らし合わせながら柔軟に探すのがいいでしょう。
戸建てとマンションは、どちらがいいの?メリット・デメリットを紹介
戸建てがいいのか、マンションがいいのかは、育った環境も影響するかもしれません。こちらも、それぞれのメリット・デメリットをまずは考えてみましょう。
メリット | デメリット | |
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戸建て |
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マンション |
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マンションは自分たちの専有部分でも、ベランダや玄関ドアの外側、窓やサッシなどは勝手に変えられないことがほとんど。他にも物件によって細かな規定があるため、中古マンションを買ってリフォームやリノベーションをしたい場合は、購入前に確認しておきましょう。
山田家の場合は、ご夫婦ともに実家が一軒家。自分たちが戸建てでのびのびと育ってきたから、賃貸アパートの暮らしは音が気になります。現在がアパート暮らしのためマンション暮らしのメリットや想像もつくものの、費用が足りるなら戸建てを探したい気持ちも。これから選ぶ方は、それまでどんな環境で暮らしたことがあるか、どんな環境が心地よいと感じるのか、ご夫婦でぜひ話し合ってみてください。
家を買う・建てるとき、重視するものは?
重視すること、価値観や理想の暮らしを整理
物件の購入や建てることを考えるとき、何を重視するのかによって選び方がかわってきます。山田家の場合は子供が1人いるので、子育てを重視して学校がそこそこ近く、近所に公園がある、治安が良いというように、安心して子育てできそうな"地域えらび"が重要になるでしょう。また、実家を相続する、建て替えるなどの可能性がある場合は、資産価値を重視してエリアの人気度やブランド、商業施設や交通の利便性、住まい自体の性能や設備が基準に加わってきます。ほかにも、通勤時間やスーパー・ドラッグストアの近くがいいなど、どんな暮らし方を重視するのか理想をしっかりと言語化することをおすすめします。
持ち家を決める前にチェックしたいこと
- ライフプラン
- 収支のバランス
- 住宅ローンのシミュレーション
- エリアの将来性や住環境
ライフスタイルが定まる前に焦って家を購入すると、あとから「なんか合わない...」「やっぱり住み替えたい」となってしまうことも。家は一生に何度もない大きな買い物です。奥さんが育休中に二人とも働き続ける前提でローンを組んだ後、いざ復職したら仕事と育児の両立がうまくできずに退職、収入が減ってしまうこともあり得ます。一人目の時は平気でも、二人目、三人目を授かったときに、「もう無理...」となる可能性も。今後のライフプランを夫婦で相談して、もしも片方が仕事を辞めても大丈夫なように住宅ローンのシミュレーションをするといいかもしれません。
焦らず、長期的な視点で家選びをすることが重要
新築か中古か、戸建てかマンションか、ライフスタイルや価値観によって正解が異なります。若くて子供がいるご家庭でも、のびのびと暮らせる戸建てを建てるのがいいケースと、共働きで実家近くの中古マンションを購入したほうがいいケースもあるため、時間をかけて探すことをおすすめします。
山田家の場合はユリカさんが育休中で復職を控えており、保活に関わるため買う(建てる)なら早めに決めたいと思うかもしれません。例えば、通勤に便利で保育園も近いマンションを購入したとして、復職後に辛くなってユリカさんが仕事をすぐに辞めてしまったら、子供は保育園を退所することになります。そうなると、通勤の便利さ、保育園の近さは必要なくなり、マンションより庭付き戸建てに住んで子どもと園芸を楽しみたいと、ライフスタイルも変化する可能性が高くなります。
ご夫婦どちらかが転職をする、妻が復職をする、子供が生まれるなど大きな変化の予定が決まっている場合は、賃貸暮らしのまま生活リズムをつかんでからじっくり家を探すのがいいのではないでしょうか。家探しは時間がかかるもの、焦りは禁物です!
執筆:ライターY